農業や農村の良さをじかに感じてもらおうと、 丹波市春日町野村の婦木農場 (婦木克則代表) が、 8月1日から同農場に 「農家体感施設○(まる)」をオープンさせる。 野菜の収穫や同農場の見学ツアーなど、 農業や農村の魅力が体感できる。
丹波産材をふんだんに使用した同施設の中心には、 餅つきなどができる作業土間があり、 厨房も設置。 6畳の和室が2間あり、 トイレや風呂などもあるので宿泊施設としての活用も検討している。 各種教室にも利用できる。
婦木さんは 「これまでは野菜の出荷など、 商品を通して消費者と触れ合うのがメーンだった。 野菜の収穫体験などをしてもらって、 野菜の育て方や農家の思い、 考え方などを伝える場所にしたい」 と同施設の建設を決めた。 「○」 という名称には、 自然の循環や人の環などの思いを込めているという。
婦木さんは 「田舎の自然や文化などを、 この場所に来ることで体感してほしい。 都会の人はもちろん、 地元の人にも農業や農村の良さを再発見する場所にしてほしい」 と呼びかけている。
1日午前10時から、 同施設でオープンイベントを行う。 柏原町のカフェ 「cafe ma―no」 が同施設の厨房を使って 「出張カフェ」 を開くほか、 とれたて野菜の販売などを行う。 8月中は、 毎週土曜日に農場見学会などのイベントを開く。
同施設の利用はホームページでの予約が必要。 同農場 (0795・74・0820)。