福井県内の原子力発電所で事故災害が発生した場合、 丹波、 篠山両市は、 福井県若狭町の避難先となることが決まった。 これまでに関西広域連合は、 福井、 滋賀、 京都3府県の府県外避難が見込まれる25万2200人について受け入れ調整を行ってきた。
避難元と避難先をマッチングするなかで、 福井県と兵庫県はパートナーとなることが決まり、 兵庫県内22市町の中から、 さらに具体的な避難先を協議していた。
若狭町の人口は1万6000人。 丹波、 篠山両市のほか、 北播磨の6市町 (西脇、 小野、 三木など) と合わせ計8市町で受け入れる。 今後、 各市町に割り当てられる避難受け入れ人数に応じ、 それぞれの市町と県は、 拠点避難所、 避難ルート、 移動手段、 駐車場の確保などを10月末をめどに調整する。
丹波市防災対策室は、 「具体的な話はこれからだが、 若狭町のコミュニティーを分散させてしまうことのないような避難所の割り振りに配慮した調整ができれば」 としている。