過去最速11時間で締め切り 走者エントリー定員に ABCマラソン

2013.11.10
ニュース丹波篠山市

 来年3月2日に開催される 「第34回篠山ABCマラソン大会」 のインターネット申し込みによる出場エントリーが今月1日午前0時にスタートしたが、 定員の1万人に達する見込みとなったため、 大会事務局は同日中にランナー募集を締め切った。 実質約11時間で定員に達しており、 事務局によると過去最速とみられる。 所定の郵便振替用紙による申し込みも8日で終了した。

 

 前回大会のエントリーより、 安全に大会を運営し、 人数管理がしやすいようにと、 インターネットの申し込みサイトをメーンに。 ネットを使えない人などを対象に補助的な意味合いで郵便振替用紙を利用する2パターンで募集した。

 インターネットの募集枠は1日午前11時までに定員に。 希望者のみに送付していた郵便振替用紙も9月中に予定数に達し、 8日の振込期限を迎えた。

 エントリー者のほとんどがインターネットサイトからの応募で、 ネットを利用し始めた過去10年で見ても11時間での締め切りは異例の速さ。 3年前は締め切りまでが21日、 2年前が14日、 昨年は3日と、 年々申し込みのスピードが増している。

 一方、 実行委員会では、 近年の申し込み状況に鑑み、 出走者のエントリーについて、 今大会から篠山市民を優先する制度 「アーリーエントリー」 を導入。 10月15―21日まで、 専用の振込用紙で募集を行い、 248人が申し込んだ。

 さらにネットを利用した申し込みでも市民約80人がエントリーしており、 地元市民の参加は前回大会 (260人) から25%ほどの増加となった。

 東京、 大阪、 神戸などでマラソンが開催されるなど近年のマラソンブームを受け、 競技人口が増加していることや、 各大会で早期締め切りが行われていることなどが、 ABCマラソンの申し込みスピードを速めていると考えられる。

 事務局の市教育委員会社会教育文化財課は、 「異例の速さに驚いている」 とし、 「アーリーエントリーを導入することで、 市民のみなさんの参加が確保できたのでは。 外からのランナーを迎えて篠山を知ってもらうことと、 市民の健康増進を図ることを両立していきたい」 と話している。

 一方、 毎年ランナーから高い評価を得ている大会を支える市民ボランティアは継続して募集中。 ▽走路安全員▽給水係▽駐車場係▽会場での選手サービス―などがあり、 スタッフジャンパー、 帽子、 弁当などが支給される。 問い合わせは、 事務局 (079・552・5769) へ。

 

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