山名酒造 (丹波市市島町上田、 山名純吾社長) で11月18日、 8月末に取れた酒米「兵庫北錦」を使った初搾りが行われた。 今年取れた米の質や酒の出来ばえが分かるとあって、 杜氏や蔵人たちは緊張した面持ちで作業にあたっていた。
10月15日から仕込みを開始。 大きなタンクで出来上がった 「醪 (もろみ)」 を搾る 「槽掛け (ふながけ)」 という作業で、 酒かすと新酒に分けた。 この日搾った新酒は、 来年夏ごろに 「本醸造」として発売される。
杜氏の青木卓夫さんは 「今年の酒は香りも良く、 例年通り良いものが出来上がった」 とほほ笑んでいた。
今後は、 同じ兵庫北錦を使った新米新酒搾りたて 「一號 (いちごう)」 (1・8リットル2625円、 26日から発売)、 兵庫山田錦を使い、 さわやかな口当たりで人気の「奥丹波・木札」 (1・8リットル3990円、 12月21日から丹波地域先行発売) を搾る作業に当たる。