丹波市山南町下滝の微妙寺 (細川慈眞住職) にあるサクラが見ごろを迎えている。 樹齢は100年以上と推定され、 毎年12月―翌年1月と春の2度、 花を咲かせる。 正式な学名ではないが、 同寺では 「四季桜」 という呼び名で語り継いでいるという。
昨年、 篠山市の桜守、 吉良勉さんに見てもらい、 古い枝を落としたり、 樹皮についたコケを落としたり、 根元に肥料をやるなどしたところ、 今冬は、 以前よりもたくさんの花をつけているという。
サクラにはミツバチが飛び交い、 仕事納めに精を出している。 来年1月中旬まで楽しめる。 細川住職は、 「咲きが悪いと精進が悪いのかと思ってしまう。 きれいに咲くとうれしいものです」 と笑っていた。