216人の歌声響く・篠山で第九 「歓喜の歌」で魅了 「メロマン」が演奏

2013.12.19
ニュース丹波篠山市

写真・メロマン室内管弦楽団の演奏で第九を歌う出演者たち=たんば田園交響ホールで

 ベートーベンの交響曲 「第九」 の会in篠山 (同実行委員会主催) が12月15日、 たんば田園交響ホールで行われた。 丹波地域の愛好家を中心に結成された合唱団 「歌う会」 の212人と、 篠山を拠点に活動するアマチュアオーケストラ 「メロマン室内管弦楽団」 の72人による 「歓喜の歌」 が満員のホールいっぱいに響き渡った。

 

 演奏を前に、 実行委員長の西尾昭さんが 「昨年7月の実行委員会設立から、 本番がやっときたという思い。 みなさんお一人おひとりのおかげできょうを迎えられた」 などとあいさつした。

 また、 ソリストの一人、 田辺とおるさんが、 第1―3楽章それぞれの冒頭部分でピッチや音の高さが違う2曲を披露。 クラシックの特徴を観客に紹介した。

 第4楽章では、 演奏と合唱の総勢284人と、 井岡潤子さん (ソプラノ)、 田中友輝子さん (メゾソプラノ)、 畑儀文さん (テノール)、 田辺さん (バリトン) の4人のソリストが、 加藤完二さんの指揮で声高らかに 「歓喜の歌」 を歌い上げ、 来場者を魅了した。

 来場した植野優子さん (篠山市網掛) は 「第九の合唱は何度か聴いているが、 アマチュアとは思えない出来で、 最高に良かったです」 と感動した様子。 西尾実行委員長は 「みなさんに応援していただいたおかげで期待していた以上の第九となった。 みんなが一つになったように思う」 と話していた。

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