丹波市内で12月に入り、 空き巣被害が多発している。 今年1月から11月末までで18件だったのが、 12月だけで10件発生。 被害総額は33万7000円にのぼる。 昨年12月は1件だった。 丹波署が注意を呼びかけている。
12月発生分では、 5日を最初に春日町野村、 同町石才で1件ずつ、 柏原町柏原で2件、 氷上町石生で2件、 山南町池谷、 青田、 下滝、 大河で1件ずつ発生した。 13日には4件、 17日には3件が連続して被害に遭っており、 「時間をかけずに次々と狙った可能性がある」 (同署) という。 3件は未遂だった。
10件中、 3件は施錠をしていなかった。 ほか7件はいずれも石などでガラスを割って侵入された。 被害額は多い家庭で11万円、 少ないところで2000円。 比較的、 JR駅に近い地域が狙われていることから犯人が電車を利用している可能性も否定できないとして、 同署ではパトロールなどを強化している。
同署は、 「今後も発生が危惧される。 施錠を2重にする、 防犯システムを取り入れるなどの対策も必要。 不審者を見かけたら、 まちがいでもかまわないので110番通報して」 と呼びかけている。