「丹波場所」開催へ 10月、市島で大相撲

2014.01.12
ニュース丹波市

写真・大相撲の「丹波場所」の会場となる愛育館=市島町上田で

 大相撲の 「丹波場所」 が今年10月中旬、 愛育館 (丹波市市島町上田) で開かれることが決まった。 1月8日にポップアップホールで開かれた 「丹波市経済団体新春交流会」 の席上、 辻重五郎市長が明かした。 市制10周年の記念にと市が誘致に乗り出し、 日本相撲協会を通じて昨年11月下旬に決定した。 すでに市内の商工会、 観光協会、 青年会議所などで実行委員会 (会長=大地・市商工会長) を組織。 今後、 同協会と正式な契約を交わすという。

 

  市が、 市民と一緒に盛り上がれるインパクトのある事業を考えていたところ、 昨年10月に綾部市で 「綾部場所」 が開催。 実行委員長を務めた四方八洲男さん (前綾部市長) と辻市長が交友関係にあることが縁となり、 実現した。

 日本相撲協会の巡業部を担当している北陣親方 (元関脇麒麟児) が、 綾部場所の打ち合わせの際などに丹波市に立ち寄り、 愛育館を下見するなど、 開催地としての検討に入っていた。 2500席ほどが設けられる見込みという。

 今後、 実行委員会で構成団体ごとの役割分担、 チケット販売、 PRの方法など、 詳細を検討する。 市は新年度当初予算案に実行委員会への補助金を計上する方向で調整に入っている。

 大地実行委員長は、 「子どもからお年寄りまで、 いろんな人たちに見に来てほしい。 そのためにいろんな人のサポートが必要。 一過性のイベントとして終わりではなく、 いろんな団体が力を合わせて一つのことをやりとげるような仕組みづくりのきっかけにしたい」 と話している。

関連記事