「不正すれば職失う」丹波市が職員研修 不祥事受け

2014.02.09
ニュース丹波市

 丹波市職員による相次ぐ不祥事を受け、 丹波市は5、 6の両日、 春日文化ホールなどで再発防止に向けた研修会を開いた。 2日間で計6回実施し、 仕事の都合をつけながら計約580人の職員が参加。 講師役を務めた余田一幸企画総務部長が、 「もうこれで終わりにし、 言い訳よりも、 前向きな行動をがんばっていこう」 と呼びかけた。

 水道部の未完業務支払い、 新水源の水質検査結果の隠ぺい、 消防本部の物品不正購入の3つの事案をケースに、 それぞれの概要を改めて説明。 「水道部は虚偽有印公文書作成罪や水道法、 消防本部は入札談合等関与行為防止法に抵触している」 とし、 「公務員の身分保障の意味をはきちがえている。 不正をすれば、 職を失う」 と強調した。

 その上で、 「今回の事例が、 それほどの危険をおかしてするほどのことなのか。 なぜ上司は部下に対し、 部下は上司に対して 『おかしい』 と言えなかったのか。 自己防衛は、 職場の同僚をおとしめることになる。 丹波市は土壌改良が必要だ」 と、 意識改革を促した。

 

関連記事