丹波市職員による相次ぐ不祥事を受け、 丹波市は5、 6の両日、 春日文化ホールなどで再発防止に向けた研修会を開いた。 2日間で計6回実施し、 仕事の都合をつけながら計約580人の職員が参加。 講師役を務めた余田一幸企画総務部長が、 「もうこれで終わりにし、 言い訳よりも、 前向きな行動をがんばっていこう」 と呼びかけた。
水道部の未完業務支払い、 新水源の水質検査結果の隠ぺい、 消防本部の物品不正購入の3つの事案をケースに、 それぞれの概要を改めて説明。 「水道部は虚偽有印公文書作成罪や水道法、 消防本部は入札談合等関与行為防止法に抵触している」 とし、 「公務員の身分保障の意味をはきちがえている。 不正をすれば、 職を失う」 と強調した。
その上で、 「今回の事例が、 それほどの危険をおかしてするほどのことなのか。 なぜ上司は部下に対し、 部下は上司に対して 『おかしい』 と言えなかったのか。 自己防衛は、 職場の同僚をおとしめることになる。 丹波市は土壌改良が必要だ」 と、 意識改革を促した。