モーグルW杯に初出場 青垣の畑田萌香さん 3月1―2日福島大会

2014.02.23
ニュース丹波市

 リステルスキーファンタジア (福島県猪苗代町) で3月1、 2の両日行われる 「2014FISフリースタイルスキーワールドカップ福島猪苗代大会」 (国際スキー連盟、 全日本スキー連盟主催) のモーグル女子に、 福知山成美高校スキー部2年の畑田萌香さん (17) =丹波市青垣町口塩久=が初出場する。 ソチ五輪のメダリストや日本代表選手がそろう五輪後最初の大会。 海外を転戦する日本代表入りがかかる大一番に 「チャンスをつかむ」 と、 自信を持って大会にのぞむ。

 

 畑田さんは、 全日本スキー連盟のジュニア強化選手。 今シーズンは、 10月に3週間、 全日本のスイス合宿に参加。 伊東みき、 上村愛子、 村田愛里咲、 星野純子の五輪日本代表らと寝食を共にした。 各国が同時期に現地合宿しており、 世界トップクラスの滑りを目の当たりにして刺激を受けた。

 11月末から約1カ月間、 アメリカ・コロラド州ウインターパークで合宿し、 滞在中に 「USセレクション」 大会に出場。 1戦目の予選は日本人12人中トップの6位で、 海外戦で初めて決勝に進み、 決勝では9位に入った。

 2戦あり、 いずれかで3位以内に入れば、 ソチ五輪出場権をかけた1月のワールドカップに進めたが、 惜しくも逃した。 しかし、 「一気に目の前が開ける」 (畑田さん) 大きな自信を得た。

 国内で唯一行われるW杯福島大会の出場権をかけ、 1月末に再渡米。 アメリカ、 カナダで行われた 「ノース・アメリカンカップ」 の第3戦で15位に。 日本選手8人中、 4戦通算ポイントの上位5人が福島大会の出場権を得るなか、 4位で初めてのW杯出場を決めた。

 福島W杯で上位に入れば、 日本代表として各国を転戦するW杯代表、 ナショナルチーム入りが濃厚になる。 「海外にはない急斜面で世界一難しいと言われるコースだが、 自分の滑りができればいい成績を残す自信はある。 初めてのワールドカップ。 失うものは何もないので、 上の選手に食らいついていきたい」 と抱負を語った。

 モーグル女子には、 上村、 星野両ソチ五輪日本代表を含め、 8人が出場する。 畑田さんが最年少。

 1日がモーグル。 2日がデュアルモーグル。 1日午後4時からBSTBSで放送予定。

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