NPO法人たんばコミュニティネットワーク (足立宣孝理事長) が、 地域FMラジオ局の11月開局をめざし、 放送番組の企画提案、 パーソナリティ、 放送技術、 音楽素材の提供など、 ボランティアでの運営協力者を募っている。 2日にゆめタウンで、 模擬スタジオを開設し、 地域FMをPRするイベントを開いた。
当初、 株式会社 「ご近所」 を設立し、 FM局を開く予定だったが、 資金面で課題があったことと、 より公益性の高いNPO法人での運営を選び、 昨年12月に同法人を設立。 理事らの寄付金や貸付などで、 初期投資約2000万円を工面する。
インターネット網を利用して氷上町の安全山頂にある送信機へ送り、 そこから発信される。 氷上、 柏原、 春日を中心に、 丹波市内の約60%の範囲で放送が聴けるという。 4月に総務省へ開局申請を提出する。
市民参加型番組をめざし、 災害時には市民の安全を守るための情報を発信する。 当面は、 足立理事長 (61) =氷上町市辺=の自宅横にある倉庫にスタジオを設ける。 午前7時―午後10時まで番組を組み、 午後10時以降、 午前7時までは再放送を流し、 24時間聴けるようにする。
足立理事長は、 「いろんな人にかかわってもらえる仕組みを考え、 何人の市民にかかわってもらえるかが勝負。 市内全域をカバーするには中継局が必要で、 その費用が課題。 協力者が増えるような実績をまず積みたい」 と話している。
運営協力者に関する問い合わせは、 同法人理事の川浦弘貴さん (090・6847・0356、 HP=http://www.tanba.info/)。