都市景観で全国大賞 保存と活用が評価 篠山城下町地区

2014.05.15
ニュース丹波篠山市

写真・全国大賞に選ばれた篠山城下町地区=篠山市河原町で

 篠山市と篠山まちなみ保存会 (小林一三会長) による、 篠山城下町地区での取り組みが、 良好な都市景観を生み出す取り組みを表彰する 「都市景観大賞・都市空間部門」 の大賞 (国土交通大臣賞) に選ばれた。

 同賞は、 公共的な空間や建物などによる都市景観を、 市民が十分に活用している取り組みを、 応募書類と現地視察で審査。 2011年度から表彰している。

 同地区は、 江戸時代の町割りや建物などが残っているほか、 2004年に国重要伝統的建造物群保存地区に選定後、 住民、 専門家、 NPO、 行政の連携で古民家再生などに取り組み、 市民主体のさまざまなイベントによる活性化が図られている、 として選ばれた。

 応募数は16件。 同地区のほかに、 山形県鶴岡市と宮崎県日向市駅周辺地区の取り組みが大賞を受賞した。

 県内ではこれまでに、 西宮市の甲陽園目神山地区 (2012年度)、 神戸市のガーデンシティ舞多聞みついけプロジェクト地区 (11年度) が選ばれている。 

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