和歌山県でこのほど開かれた 「全日本社会人ホッケー選手権大会」 で、 篠山市出身の2選手が所属する 「名古屋フラーテルホッケーチーム」 が11連覇、 27回目の優勝を飾った。 2選手とも試合に出場し、 チームの勝利に貢献。 篠山市出身選手として、 初の社会人リーグ制覇を達成した。 また今年9月に韓国で開かれるアジア競技大会を控え、 こちらも篠山市出身選手として初となるホッケー日本代表選出に大きく前進した。
本主貴選手 (22) =同市河原町出身=と羽田康佑選手 (23) =同。 ともに篠山小学校時代に 「篠山ジュニアホッケークラブ」 の創設メンバーとしてホッケーに出会い、 強豪・天理高校まで同じチームで切磋琢磨し、 名古屋で再度チームメートととなった。
大会には第1シードのため、 2回戦から登場。 初戦の樋脇 (鹿児島) 戦では本選手が出場し、 後半19分にはヒットシュートを決めるなど、 6―0の圧勝に貢献した。
準々決勝の小矢部 (富山) 戦には羽田選手が、 準決勝の飯能 (埼玉) 戦、 決勝の箕島 (和歌山) には本選手が出場。 攻守にわたって活躍し、 箕島を2―1で破って、 栄冠をつかんだ。
本選手は、 「名古屋加入後、 初となるタイトルを獲得できてうれしい。 優勝チームのメンバーの一員となれたこと、 試合に出場できたこと、 初得点を記録できたことなど、 自分にとってとても自信のつく大会だった。 日本代表に選出されるよう、 頑張っていくので、 応援してほしい」 と意気込んでいる。
羽田選手は、 「試合に出場する時間は少なかったけれど、 とても良い経験になった。 優勝できてうれしかったが、 自分自身がチームのために貢献できなかったことに対してすごく悔しさもある。 これからも毎日練習に励み、 早く試合で活躍できるよう頑張っていきたい」 と話していた。
同大会には他に、 篠山市出身の小野田泰良選手 (東京ガス) も出場した。
地元、 篠山市ホッケー協会は、 「東京オリンピックに向けスポーツ界全体の機運が高まる中、 オリンピック競技であるホッケーでも世界を舞台に篠山市出身選手の活躍があることを期待したい」 と話している。