兵庫県篠山市の味間認定こども園の一体施設の整備場所候補地だった篠山口駅西駐車場が未完成の 「調整池」 だったことが判明した問題で、 市は3日行われた議員全員協議会で、 同候補地での新設を断念したことを明らかにした。 また、 近く開く 「味間認定こども園整備検討委員会」 の構成員を酒井隆明市長、 前川修哉教育長のほか、 地元から8人を含む16人とすることを明らかにした。
市はこの日、 未完成の調整池だったことが判明した経緯や今後の対応について報告した。
市は 「調整池として届け出た土地に建設することはできない」 「調整池にするには莫大な費用がかかる」 などとして新設断念の理由を話した。
また、 検討委員会の構成員を、 酒井市長、 前川教育長、 平野斉副市長、 教育部長、 まちづくり部長、 味間こども園長、 味間自治会長会 (2人)、 味間地区まちづくり協議会 (同)、 保護者 (3人)、 味間小PTA会長、 河南秀和・前教育長、 篠山再生計画推進委員会の酒井加世子さん―とした。
もう一つの候補地 「おとわ園跡」 を提案した背景や選択の余地についての議員からの質問に、 「最初は駅西案と並列だったが、 調査をする中で、 道路拡幅や駐車場確保などの課題が積み上がった。 課題はクリアできていない」 などと回答した。