老若男女で音楽劇 青垣町「稲土劇団」自治会の元気発信

2015.01.25
ニュース丹波市

本番に向け、練習に熱が入る「稲土劇団」=兵庫県丹波市青垣町稲土公民館で

兵庫県丹波市内の劇団やマジシャンらが出演する 「演じ良い (エンジョイ) なうin丹波」 が2月1日午後1時半から、 ライフピアいちじま (市島町上田) で開かれる。 青垣町稲土自治会は、 「稲土劇団」 (団長=目賀多茂自治会長) を作り、 幼児から60歳代までの老若男女30人超で、 「稲土のクマさん」 を上演する。 「大きなカブ」 をモチーフにした音楽劇で、 大人も子どもも、 歌い、 踊る。

同自治会にIターンした 「人情アマチュア劇団丹波栗」 メンバーの大越節美さんが声をかけた。 稲土には 「菅原」 「西山」 「日向」 「明号」 の4つの 「最寄 (もより)」 があり、 3年前の夏祭りで最寄対抗の芸能大会をした際、 東広島市で市民ミュージカルを手がけるなどした大越さんが作、 演出した同演目を菅原が上演、 優勝した。

今回はその脚本を下敷きに、 男優、 女優、 子役を稲土全体から募り、 稲土オールスターで演じる。 パートごとの見せ場がある。 最年少は、 家族5人で出演する足立祐二さん (39) =明号=の次女、 陽菜さん (3つ)。

主役の足立優史さん (57) =同町菅原=は、 「近所でなく、 舞台で演じるので緊張すると思うが、 リラックスしてやりたい。 素人なので、 完璧に演じるよりも、 楽しさが伝われば」 と言い、 足立真澄さん (47) =明号=は、 「劇は小学校以来。 他の最寄の人と知り合ういいきっかけになった。 体と頭がついていかず覚えるのが大変だけど、 楽しい」 と笑顔。 自身も村人役で出演する目賀多団長=同町西山=は、 「4つの最寄の心を1つに、 稲土の元気を届けたい」 と張り切っている。

丹波市が主催する地域の芸術環境づくり事業の一つ。

丹波栗による民話芝居 「貧乏神の宿賃」 や、 同劇団所属の漫才コンビ 「サムライズ」 のタブレット漫才などもある。

入場料500円。 市内各住民センターなどで前売り券を販売中。 春日文化ホール (同市春日町黒井、 TEL0795・74・1050) への電話予約も可能。 問い合わせは同ホールへ。

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