「ありがとう」届け 復興支援に感謝の催し 2月28日・3月1日、三ッ塚公園で

2015.02.22
ニュース丹波市

復興支援感謝イベントをPRする丹波市商工会市島支部の役員たち=兵庫県丹波市市島町上垣で

市島から 「ありがとう」 と 「元気」 を届けたい―。 丹波市商工会市島支部 (西川善則支部長) が2月28日、 3月1日の両日、 三ッ塚史跡公園周辺 (兵庫県丹波市市島町上田) で 「復興支援感謝イベント」 を開く。 多くの屋台が出店するほか、 キャラクターショーや音楽演奏などのステージイベントも行われる。 西川支部長は 「復旧作業の多くをボランティアに助けてもらい、 言葉にならないほど感謝している。 イベントには、 お世話になったボランティアをはじめ、 たくさんの地元住民に来てほしい」 と話している。

28日はプレイベント。 午後4時にスタートし、 いちじま丹波太郎による地元産有機野菜などが入った鴨鍋のふるまい、 甲賀流氷ノ川太鼓による演奏やシューベルティアーデ街角コンサートも行われる。 7時から打ち上げ花火がある。

メーンの1日は午前9時から。 市島町の飲食店を中心に30店ほどの出店があり、 たこ焼きや焼きそば、 スイーツなどさまざまな食品が販売される。 高見牧場による焼肉のふるまいも。 子どもたちの間で人気のキャラクターショー、 タレントの森脇健児さんによる大運動会、津軽三味線奏者の大野敬正さんのライブなど、 盛りだくさんの内容。

昨年の豪雨災害で大きな被害を受けた市島地域を元気づけるとともに、 復旧作業にあたったボランティアにもう一度足を運んでもらう機会をつくり、 感謝を伝えたり復興に向けて地域が頑張っている姿を見てもらおうと企画した。

イベント実行委員長の荻野充さんは、 「復旧が進んでいる所もあれば、 そうでない所もあり、 被災者の中でも温度差がある。 より住みやすい地域にしたいと願っているのは誰もが一緒。 同じ方向に向かっていることを再確認できるイベントになれば」 と話している。

市商工会 (TEL0795・82・3476)。

 

タウンミーティングも 講演会や意見交換

復興支援感謝イベントの中で、 1日午前10時からライフピアいちじまで 「丹波市復興プラン・タウンミーティング」 が行われる。 長岡造形大学准教授の澤田雅浩さんが、 「中越地震から10年―人口減少社会における復興プロセスをひもとく」 と題し講演する。 市復興プラン策定委員会が取り組んでいる 「復興プラン案」 の紹介や、 参加者との意見交換も行う。 入場無料。

長岡さんは中越地震以降、 被災状況の調査を行うだけでなく、 地域の復興支援や今後の防災のあり方に関する研究や実践を行っている。 丹波市復興プラン策定委員も務めている。

タウンミーティングに関する問い合わせは、 市復興推進部 (TEL0795・85・4622)。

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