兵庫県篠山市大山下で進められている県道篠山山南線バイパス 「川代道路」 の1号トンネル本体工事が始まった。 2月25日に安全祈願祭が行われ、 3月以降、 ダイナマイトによる発破作業にかかる。
川代道路は、 篠山市大山下地内の延長1720メートル。 3本のトンネル (1号=893メートル、 2号=387メートル、 3号115メートル) を2本の橋 (1号14・5メートル、 2号16メートル) でつなぐ。 3本のトンネルの総延長は1395メートルで、 篠山市内では最長になる。
1号トンネル工事は、 前田・川嶋・淡路土建特別共同体が請け負っている。 1ごとにH形鋼で固めながら掘り進めていく。 掘削した山にコンクリートを吹き付けたり、 ロックボルトで山とトンネルを縫い止めて一体化させるナトム工法で施工している。 現場には、 砂と砂利を混ぜてコンクリートを作るプラントや、 濁水処理プラントが建設され、 ホイールジャンボやホールローダ、 トラックミキサー、 ダンプトラックなどの大型機械が活躍している。
総予算は約40億円。 1号トンネル本体工事は来年3月末完成予定。 川代道路は、 2018年度の供用開始をめざしている。