古民家復元の店舗開店“丹波の味提供” 中島大祥堂「丹波本店」

2015.04.19
ニュース丹波市

復元した古民家を店舗として活用した中島大祥堂丹波本店=兵庫県丹波市柏原町柏原で

まちづくり柏原 (荻野吉彦社長) が誘致した、 和洋菓子の製造販売業、 中島大祥堂 (本社・大阪府八尾市) の 「丹波本店」 (TEL0795・73・0160) が4月17日、 オープンした。 柏原高校のすぐ近く。 まちづくり柏原が事業主体となり、 築150年の茅葺古民家を復元し、 店舗に改装した。 丹波の素材を生かした和洋菓子、 薪窯で焼くピザ、 地域の作家が作る雑貨などを販売する。

以前、 柏原中心市街地内の別の場所に建っていた古民家を、 まちづくり柏原が解体保存していた。 木造茅葺平屋2棟で、 延べ床面積は約260平方メートル。 昨年10月に着工した。 総工費は約1億4600万円で、 国庫補助や市の補助を活用した。

中島大祥堂は、 山南町美和に工場と栗園をもつ菓子メーカー。 丹波本店では、 茅葺屋根をイメージした丹波栗のモンブランや、 丹波大納言小豆の半熟焼きプリン、 黒豆を使った和風キャラメル菓子などのスイーツを販売。 カフェ・レストランでは丹波の旬の野菜や地鶏を使ったピザなどを提供する。

オープンを前に15日には施設整備の完成式とレセプションが行われた。 式典で荻野社長は、 「 (近くにオープンした) たんば黎明館とともに中心市街地に大きなインパクトと可能性を与えてくれると信じている」 とあいさつした。

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