来年4月の統合に向けて具体的な項目を協議している福住・大芋・村雲小学校統合準備委員会が第3回までの協議内容をまとめ、6月9日、篠山市役所で市教育委員会に校名を「多紀小学校にする」などとした第1次報告書を提出した。
校名の「多紀小学校」は、4月30日の第1回会議で、委員会内で内定し、地域の意見を聞き決定した。前川修哉教育長は「校名は希望や夢につながるもの。合併して『多紀郡』と呼ばなくなった今、多紀は大事な地名。校名になってうれしい」と話した。校名は、19日の市会本会議で関連条例案が提出される。
また、校歌と校章は「広く募集すること」とし、本会議での採決を待って、準備委員会が募集を開始する。このほか、閉校式は3校とも来年3月27日に行うことや、「通学・児童」「PTA」「地域連携」の3部会制で今後、協議を進めることにした。
高橋道昌委員長と森田忠副委員長が出席し、前川教育長に報告書を手渡した。高橋委員長は「『多紀はひとつ』を合言葉に多紀小学校という校名に決まり良かった。今後たくさんの協議項目があるが、委員のみなさんと協力し、コンセンサスを得て、あとで振り返って良かったと思える統合にしたい」と話した。