念願の「Mステ」に登場 篠山出身・岡澤和真さん 5人組バンド「キュウソネコカミ」

2015.07.23
ニュース丹波篠山市

 兵庫県篠山市出身の岡澤和真さん(27)が所属する5人組ロックバンド「キュウソネコカミ」が、24日午後8時から放映予定のテレビ朝日「ミュージックステーション」に出演する。2010年、関西学院大学軽音楽部の仲間で結成したバンド。神戸から始めた地道なライブ活動を経て、目標の音楽番組への出演がかない、岡澤さんは「国民的音楽番組に出演できてうれしい反面、緊張します。生放送の出演は初めてなので、どれだけ自分たちらしいパフォーマンスを出せるかが勝負です」と話している。

 2012年―今年1月まで5枚のアルバムをリリース。同番組では、7月22日に発売したばかりのファーストシングルで、栄養ドリンク「メガシャキ」のCM曲「MEGASHAKE IT!」を披露する。

 西紀小・中学校、篠山鳳鳴高校卒業。音楽との出会いは、高校の同級生がギターをやっていて教えてもらってから。大学に進学後、「さらにギターをやりたい」と、軽音楽部に入部した。同じ回生の学生とコピーバンドを組み、3回生のときに、1学年先輩で、現ボーカルの山正也さんと4人組でオリジナル曲を演奏するバンドを結成。メンバーの就職活動で解散し、4回生の時に山さんの誘いを受け、さらに3人のメンバーを加え、「キュウソネコカミ」を結成した。

 神戸のライブハウスでライブ活動を始め、当初は観客が1、2人の時も。2年ほど観客が少なかったという。「サブカル女子」(2012年)や「ファントムバイブレーション」(13年)など、若者の共感を得る歌詞や、独特のライブパフォーマンスでファンを拡大し、音楽フェスに呼ばれるようになった。14年大手レコード会社「ビクターエンタテインメント」に移籍。メジャーデビューを果たし、全国的にライブ活動を展開。「GALAXY」(15年1月)はアニメ「ドラゴンボール改」のエンディングテーマに採用され、さらにファン層を広げた。

 19日は北海道、22日は東京、26日は「フジロックフェスティバル」の新潟へ。多忙な日々を過ごすが、今でも「ゆっくり過ごせる」篠山市に住みながら、全国を飛び回っている。

 「まさかミュージックステーションに出演するまでになるとは思ってもみなかった。続けていれば結果が出ることを篠山の若者にも伝えたい。キュウソは幅広い曲を作るので、それに対応できる演奏技術を身につけたい」と話している。

 

 

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