50人の裸衆が奉納 サカキの枝奪い合う 今出熊野神社

2015.11.05
ニュース丹波市

本堂前で胴上げをして気勢を上げる裸衆たち=兵庫県丹波市青垣町今出、熊野神社で

丹波市無形文化財、今出熊野神社の「はだか祭り」が11月3日、同神社(兵庫県丹波市青垣町今出)であり、上半身はさらし、白のパンツに足袋の白装束に身を包んだ約50人の裸衆が健康長寿を祝い、体どうしをぶつけ合う独特の所作を奉納した。

裸衆は、今出公民館前の川で体を清め、神社の舞堂に集合。舞堂でおしくらまんじゅうのように体をぶつけあい、天井にぶつかりそうになるほどの勢いで胴上げをした。

舞堂から本堂をめざし「ヨイサ」「オイサ」の掛け声を発しながら石段を駆け上がり、7度半駆け足で往復。回数を重ねるごとに声の音量も上がり、ヒートアップ。御幣をつけた厄除けのサカキの枝の奪い合いで熱気はピークを迎えた。

 

 

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