兵庫県の丹波市制施行10周年記念式典が11月1日、春日文化ホールで開かれた。昨年の豪雨災害のため1年延期になっての式典で、約300人が出席した。
辻重五郎市長は式辞で、「昨年の豪雨災害は甚大な被害をもたらしたが、被災者自身の力、全国各地からのボランティアの力、地域の力の3つの力に支えられた。改めて丹波市のまちづくりは、地域力であると痛感した。市民と共に未来に向かって新たな夢をはぐくみたい」と述べた。続いて奥村正行議長が「課題が山積しているが、合併からの11年を土台に努力していきたい」とあいさつした。
来賓で出席した井戸敏三県知事は、「丹波市は、氷上郡時代から個性のある地域。個性を生かすことが地域づくりの基本になる。丹波市はこれからです」とエールを送った。