地元産ホンモロコ販売 11月8日の青垣八宿まつりで天ぷらに 足立憲生さん

2015.11.08
ニュース丹波市

成魚用の池からすくったホンモロコを手にする足立憲生さん(上)。足立さんが自宅近くの休耕田を借りてこしらえた養殖池=兵庫県丹波市青垣町小倉で

兵庫県丹波市青垣町小倉の休耕田を池にし、ホンモロコを養殖している足立憲生さん(68)=同町小倉=が、佐治市街地で11月8日に開かれるまつり「丹波八宿青垣の秋」(同実行委員会主催)で地元で取れたホンモロコを天ぷらにして販売する。「上品な白身の味を味わってほしい。養殖仲間を増やす機会にもなれば」と、足立さんは準備に追われている。

元JR職員。田んぼでホンモロコを養殖していた豊岡市に住む元同僚がやめると聞き、「跡を継ぐ」と、2年前に自宅近くの田んぼ(約5アール)を借りて養殖を始めた。

池に鶏糞やしょう油の搾りかすを入れて稚魚のエサになるプランクトンの発生条件を整え、稚魚を放流。途中からは専用のエサに切り替え、10月半ばまで育て、庭の成魚用の池に移した。

友人と「一杯やる」肴にするほかは、全て同まつりで売る。養殖1年目の昨年も出店。珍しさに、10尾ほど入って300円の安さも手伝い、1時間ほどで完売した。今年は昨年より量は多く提供できる見込みという。

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