将来人口「5万人」45年後にほぼ半減 丹波市「人口ビジョン」素案

2015.11.19
ニュース丹波市

  兵庫県丹波市は、人口に関する現状分析と将来展望を示す「市人口ビジョン」の素案をまとめた。対象期間は、45年後の2060年(平成72)。2010年時点で約6万8000人だった人口は、今後何も対策をうたなかった場合、45年後には約3万5000人までほぼ半減(48%減)するが、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数の平均値)の維持、転入者の増加などに取り組むことにより、将来展望人口を「5万人程度」としている。

 国立社会保障・人口問題研究所の人口推計に準拠した推計を基礎数値とした。

 出生数は約1000人だった1980年から減少を続け、2014年比ではほぼ半減。死亡数は1980年から上昇、90年以降、死亡数が出生数を上回る自然減が続く。

 転入者は95年の阪神淡路大震災の影響で一時増加した後、減少が続いており、転出者もほぼ同じ傾向。24歳までの若い世代が進学などで大幅に減少し、その後、地元就職などで戻ってくる傾向に変わりないが、ここ10年をみると、戻り幅が減り、さらに女性については34歳までに再び地元から離れる傾向にある。

 

 

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