「涅槃図」を修復公開 住職や檀家が解説 氷上町・円通寺

2015.11.26
ニュース丹波市

 円通寺で公開されている大涅槃図と釈迦八相図の説明を聞く観光客ら=兵庫県丹波市氷上町御油で

兵庫県丹波市氷上町御油の円通寺に伝わる「大涅槃図・釈迦八相図」の修復が1年がかりで完成し、一般公開されている。紅葉のシーズンに合わせ、お披露目した。訪れた人は、住職や檀家の解説に聞き入っている。

縦5メートル、横4メートルの大きなもので、本堂にかけられている。中央に涅槃図、周辺に釈迦八相図が描かれた珍しい構図。釈迦の命日にあたる涅槃会の3月15日(旧暦2月15日)のみに年1回公開しているが、修復できれいになったのを機に、一般に公開した。

涅槃図には、亡くなった釈迦の周辺を弟子や動物たちが囲み、嘆き悲しむ様子が描かれている。釈迦八相図には、釈迦の誕生、出家、悟りを開くなどの生涯が描かれている。

11月30日まで(午前9時―午後4時)。涅槃図の解説は午前10時から。

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