ベトナムに現地法人 富裕層に「なた豆茶」人気 春日のこやま園

2016.01.14
ニュース丹波市

ベトナムに現地法人を立ち上げた「こやま園」の小山社長=兵庫県丹波市春日町黒井で

ナタマメを使った健康茶「丹波なた豆茶」を製造販売する「こやま園」(兵庫県丹波市春日町黒井、小山伸洋社長)が、ベトナムのホーチミン市に現地法人を設立した。すでに同商品を販売しており、健康志向の高まりに伴い、富裕層を中心に人気が高まっている。現地の女性誌などでも大きく取り上げられ、高級スーパーやホテル、エステ店などで取り扱う店が増えているという。小山社長は「丹波で作った安全安心ななた豆茶を飲んでもらい、健康を実感してもらいたい。その結果、こやま園ブランドが広まることになれば」と話している。

同商品は、腎臓の機能回復などに効能があるとされるナタマメを使用。“豆どころ丹波”で代々伝わるナタマメを、他の種子と混ざらないように品種管理し、オリジナルの品質を守っている。独自の加工方法と使用部位のこだわりにより、すっきりと飲みやすい後味に仕上げている。

現地法人「KOYAMAEN VIETNAM」。同商品を輸出販売する以外にも、貿易ライセンスを取得したことで双方向の流通が可能になり、ココナッツオイルの輸入販売も始めている。コーヒー豆の製造会社とも提携しており、今後の展開を練っている。

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