人気の足洗いブラシ 特許取得、関西発明大賞も 「サンパック」市島工場で製造

2016.01.14
ニュース丹波市

ヒット中の足裏ブラシ「マニキューレ」を手にする村上工場長(右)と松井主任。手前に並ぶのが市島工場で手掛けるオリジナル商品=兵庫県丹波市市島町矢代、サンパック市島工場で

兵庫県丹波市市島町矢代の工場で、健康と美容に特化したオリジナル樹脂製品の製造などを手掛ける、サンパック(本社・吹田市、青山総一郎社長)が開発した足洗いブラシがロングセラーを続けている。2013年に発売した第3代改良版となる最新商品は特許を取得、昨年は公益財団法人日本発明振興協会が主催する優秀発明賞で「関西発明大賞」を獲得した。量販店への展開も考えており、ますますメイドイン・市島の商品が広がりそうだ。

フットグルーマー「マニキューレ」(女性用)と「シティウォーカー」(男性用)。先端に研磨剤が塗布されたブラシ。石けんを塗ったブラシの上に足をのせ、前後にゴシゴシ動かすことで、石けんが泡立ち、1438本のブラシが足裏全体と足指の間まできれいに洗うしくみ。

樹脂ブラシの先端に研磨剤を塗布する技術で特許を取得。同社によると、樹脂の柔らかい部分と研磨剤の硬い部分を1つのブラシで共存させることで、樹脂だけでは取れなかったかかとの角質を取りやすくするなど機能が高まったという。

テレビの通信販売番組で火が付き、売上10万個を突破した。

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