44年前に走った「国鉄篠山線」のお別れ列車を、おもちゃの列車と「プラレール」で再現するイベント(2月28日)を計画(本紙1月10日号既報)し、必要になる5000本のレール寄付を呼び掛けている市民グループ「チームリボーン篠山線」(松本剛代表)のもとへ、これまでに約3000本が集まっている。計画実現に向けて大きく前進しており、松本代表は、「ここまで興味を持ってもらえるとは。とてもありがたい」と喜び、必要本数の確保や、運営に携わるボランティアスタッフの募集など、引き続き協力を求めている。
本紙やインターネットなどを通じてレールの寄付を呼び掛けたところ、篠山市内をはじめ、和歌山や神戸などから多くのレールが届いた。子どもや孫が使っていたものを寄付した人や、事業に共感し、新品を買って送ってくる人もいるという。
また、全国の愛好家でつくる団体「一畳プラレール」が2000本のレールを貸与したり、スタッフを送るなど協力することになり、一気に再現計画が現実味を帯びてきた。
寄付してもらったレールは、イベント開催後、愛好家や地域の子どもたちが楽しめるように、篠山市内で常設コースを設けたい考え。