篠山東雲高校をこのほど卒業した都築佑平君(18)が、京都市で行われた「全国高校生フラワーデザインコンテスト」(日本フラワーデザイナー協会主催)のアレンジメント部門で最優秀の金賞(文部科学大臣賞)を受賞した。都築君は「入賞を目指していたが、まさか金賞に選ばれるとは思わなかった。驚きと喜びでいっぱい」と話している。
作品名は「未来へ」。同校が現在、放棄林解消のために取り組んでいる竹を材料に、これから歩む華やかな人生を表現した。立てた1本の竹と、チューリップやウメ、ミヤコワスレ、スイートピーなどを飾った大小さまざまな竹の輪切りを組み合わせた。
全国から104点の応募があり、1次審査ではデザイン画が審査され、55点が通過した。最終審査は実際に生けた作品を同協会講師や文科省職員ら4人が、▽オリジナリティ▽バランス▽表現力▽色彩▽完成度―を基準に審査した。