運用案を青垣が了承 使用時の確認書案も 新水源問題

2016.04.10
ニュース丹波市

 原水に基準値超のマンガンを含む東芦田新水源の使用をめぐる問題で、青垣地域自治振興連合会(足立篤夫会長)はこのほど、市が示した運用案と、新水源を使用する場合の取り決めを記した確認書案を了承し、市に報告した。市は同じ案を氷上町幸世地区にも示しており、懸案解決か否かは「幸世の返事待ち」になった。確認書案は、同水源を使用する場合の具体例を確認すべきとの声を受けて、市と両地区で協議し作成した。

 確認書案には▽自然災害による水道施設の被災▽取水井戸の渇水―など6項目の「使用基準」と、▽両地区に状況を報告し、協議を行う▽立会に応じる―など3項目の「使用手順」を記した。

 また、西芦田浄水場の改造工事について▽新水源の原水と西芦田浄水場の原水は分離して浄水処理する構造にする▽マンガン濃度が日常監視できるようにする▽新水源から取水した原水を送水する場合は青色パトライトで点灯表示し、施設外からでも確認できるようにする―など4点の内容も示した。

 

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