篠山市議選 終盤戦へ 各陣営地盤固め進む 2人超の20人出馬

2016.04.21
ニュース丹波篠山市

 4月24日に投開票される、任期満了に伴う篠山市議会議員選挙(定数18)が終盤戦に入った。4月17日に告示され、現職14人、新人6人の計20人が立候補している。

 党派別では、公明2人、共産2人、おおさか維新の会1人、無所属15人。各候補の名前を連呼する声も日増しに強まり、追い込みに懸命だ。「2超」の少数激戦の中、それぞれの戦略で選挙戦を展開している。

 篠山市発足後、定数に対する立候補者の人数が最も少ない今回の選挙戦。目立った争点がなく、「選挙に対する反応は薄い」という現職もおり、投票率が下がることが予想される。また、14日から続く熊本地震で「大声を出した活動を自粛している」という現職もおり、穏やかな選挙戦が繰り広げられている。

 また、「自らの地盤に入ってくる候補者が増えた」、「地盤中心の選挙活動は古い」という現職や、「政党公認で出馬していることをまずは知ってもらいたい」という新人もおり、今回の選挙活動が広範囲にわたっている傾向が見られる。

 また、今回は立候補予定者がいない“空白区”が過去最多の5地区ある。市内では4番目に人口が多い城南地区をターゲットにする候補者や、地盤に近い空白エリアで個人演説会をくまなく実施している新人などもおり、終盤に向けた激戦が予想される。

 

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