道路改築中の兵庫県道篠山山南線バイパス「川代道路」(篠山市大山下)のうち、昨年2月から掘削工事を進めていた1号トンネルが9日、貫通した。今後、トンネル内の土砂を運び出し、コンクリートを吹き付け、トンネル出入口の「坑門(こうもん)」を整備するなどし、9月末の着工を目指す。
川代道路は1号(893メートル)、2号(387メートル)、3号(115メートル)の3つのトンネルからなり、2018年度の完成を計画している。
1号トンネルは最も篠山寄りのトンネルで篠山側から掘り始めた。ダイナマイトで爆破した後、残り数を機械で掘り出すと、直径約1メートルの穴から光が差し込んだ。