兵庫県篠山市日本遺産推進協議会が、市内の観光ツールにとスマートホンやタブレット用の無料アプリ「丹波篠山NAVI」を開発した。市内の文化財や見どころスポットなど約50件の位置や説明を案内するほか、現地に立つ案内板と連動することで関連する動画なども見られるシステム。市は、「市外から来られる観光客だけでなく、地元の人にも楽しんでもらえれば」と話している。
アプリには、スポットの説明が見られる「観光一覧」のほか、カメラ機能や位置情報機能と連動して、画面にデカンショ踊りを踊る人が現れたり、どの方向にどんなスポットがあるのかを表示するAR(拡張現実)システムを持たせてある。
案内板は現在、市内約40カ所に設置しており、今月中に50カ所設置する。案内板にあるマーカーをアプリで読み取ることで、ARシステムが起動し、説明と場所にちなんだ空撮や90年前の篠山の映像などを見ることができる。