物流・運搬機器の製造、販売・レンタル業のワコーパレット兵庫ファクトリー(兵庫県丹波市山南町応地)の正面玄関そばの庭に、スペインから輸入された樹齢1000年の巨大なオリーブの木が移植され、話題になっている。
7月8日、会社や工事関係者、地元自治会の代表ら30人が見守るなか、大阪の堺泉北港から大型トレーラーに載せて、オリーブの木が運ばれた。神事のあと、木が植えられた。木は高さ、幹周りがともに約4メートル。重さ約4・5トン。兵庫ファクトリーでは、「長年、世話になっている地域に恩返しの気持ち」という。
珍しい樹木を探し歩くプラントハンターの西畠清順さん(川西市)の活躍ぶりを、テレビ番組で見た羽山謙造社長が、オリーブの木を探してもらうように依頼。スペイン北東部のタラゴナ地方から輸入した。
羽山社長は、「珍しい木なので、ぜひ見に来てほしい。地域の人たちの憩いの場や名所になればうれしい」と話している。