兵庫県丹波市が実施した喫煙に関する調査で、男性の喫煙率は26・4%、女性は5・5%と、国(厚労省)の「国民健康・栄養調査」と比べ、男性で5・8ポイント、女性で3ポイント低いことが分かった(共に2014年度の比較)。市健康課の担当者は「同じ方法で調査をしていないので一概には言えないが、丹波市の喫煙率は国全体より低く、喫煙する人の数も減ってきているようだ」と見ている。
丹波市は男女とも全年代で国の数字より低くなっている。特に40歳代の男性が11・6ポイントも国全体より低く、顕著。女性は30歳代と、60歳代以上で顕著に低い。
丹波市では氷上郡時代の2002年から旧町の保健師を中心に、禁煙教室を開くなど、喫煙の弊害を啓発してきた。しかし、大規模な調査はこれまで実施しておらず、国との比較もできていなかった。