丹波市市島町の西安さん “自動車小説”を出版

2016.10.16
ニュース丹波市

兵庫県丹波市市島町与戸の作家、西安勇夫さん(63)が執筆した7冊目の小説、「自動車革命―貴婦人のひとりごと2」が東京図書出版から発刊された。西安さんは、「自動車産業の現場で起きた大きな事件を題材にした。生活に必要不可欠になった自動車の存在を、より身近に感じてもらえれば」と話している。定価1500円。

2010年に出版し、好評だった「自動車革命」の続編。史上最大のリコールとされる「タカタの欠陥エアバッグ問題」、技術大国ドイツの名を傷つけた「フォルクスワーゲンの排ガス不正」の2つの事件にヒントを得た。辣腕産業スパイが事件の内幕を暴いていくストーリーで、33年間自動車部品メーカーに身を置いた経験、知識が随所に表れた力作。

本には、アメリカワシントンDC、フランス、ドイツなどの自動車関連の政府機関、拠点工場のある都市のおいしい物やまちの様子なども紹介するなど柔らかさも出し、親しみやすい内容にまとめた。

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