黒井城で初のトレイルラン 400人出場 「魅力あるコース」

2016.11.17
ニュース丹波市

黒井城址がある山頂を駆ける出場者たち=同城址で

兵庫県丹波市春日町の黒井城址登山道を活用した初めてのランニングレース「黒井城トレイルランニングレース」(同実行委員会主催)が11月12日、同登山道で開かれた。400人以上が出場、登山道を駆け上がり、山頂では絶景も楽しんだ。ふもとの黒井小学校では、黒井地区自治協議会主催の「黒井城まつり」が開催され、例年以上の人出でにぎわった。

一般の部で、43分2秒のタイムで優勝した和田優一さん(24)=大阪市=は、「きつかったが楽しかった。来年もぜひ出場したい」と話した。今大会の招待選手で、今年のトレイルランニング世界選手権の女子日本代表・吉住友里さん(30)=藤井寺市=は、50分27秒でゴール。「登り下りともにトレイルランニングの魅力が詰まったコース。今日は試走を含め、4回も登った。雲海も見ることができ、私が最も黒井城を楽しんだかも」と笑っていた。

同城址への登山を日課にしている滝俊和さん(79)=丹波市春日町多利=も出場。「多くの人に黒井城を知ってもらうきっかけになったのでは」と話した。同自治協議会の藤本修作会長は「トレイルランニングなどの効果もあり、最高に盛り上がった祭りになった」と喜んでいた。

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