丹波焼の里、兵庫県篠山市今田町上立杭にあり、昨年、修復された最古の登り窯で11月18日、2度目となる火入れ式が行われた。焼成が続けられており、20日夜から21日明け方にかけて最盛を迎え、「蜂の巣」と呼ばれる煙出し部分から美しい炎を上げる。ボランティアや陶芸ファンらが駆けつけており、紅葉に萌える山のふもとで窯の火を見守っている。見学自由。
47メートルという威容を誇り、築窯から121年となる登り窯。窯元やボランティアらの手によって修復され、昨年11月に修復後初の焼成を実施した。今回は窯元や今田中学校の生徒をはじめ、陶芸愛好家や県内外の著名作家、初めての公募で集まった一般の人の作品1000点を8室に分けて焼いている。