「大森夢ナリエ」休止 氷上町谷村・光で丹波彩る

2016.12.12
ニュース丹波市

「大森夢ナリエ」を彩った人形と大森さん一家。休止告知看板の前で=兵庫県丹波市氷上町谷村で

自宅と隣接する畑などをイルミネーションで包み、丹波市の12月を彩る光の一大ページェント「丹波大森夢ナリエ」(兵庫県丹波市氷上町谷村)が、今年から休止になる。連日訪れる見物客に休止を知らせる看板を出し、周知につとめている。ほかに大規模電飾に取り組むところもあることから休止を決めた。大森さん一家は、「道具はあり、二度としないと決めた訳でもないが、長い間お世話になり、ありがたかった」とひと区切りつけた。大森栄司さん(47)がつくる名物の干支のしめ飾りの展示は継続する。

1990年に4000球からスタート。年を追うごとに電飾の数が増え、母屋だけだったのが隣の畑も飾るなど拡大を続け、2013年に18万球でピークに。この間、09年は新型インフルエンザの流行、11年は東日本大震災の発生で開催を自粛。昨年は住宅リフォームのため休止した。

見事な電飾が評判を呼び、NHKテレビに3年連続生中継されるなど、メディアにも多数露出。見物客の車で渋滞が発生したり、バスで見学に来る人、遠くは北海道や千葉県からも見物客が訪れた。

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