大雪警報が発令され、兵庫県丹波市内で1月23―24日にかけて2度目の大雪に見舞われた。県の道路情報によると、国道427号の青垣町遠阪峠で最大81センチ(24日午前11時時点)を観測。降り始める前は29センチまで減っており、新たに52センチ積もった。丹波市消防本部(同市柏原町母坪)は20センチ(午前6―9時)だった。雪かきに追われる人たちは悲鳴を上げた。市内小中学校、高校は臨時休校になった。
県丹波土木事務所によると、国道427号(同市青垣町大名草)はピーク時45センチ(新たな積雪27センチ)、国道429号(同町中佐治)は59センチ(同42センチ)、県道青垣柏原線(同町西芦田)は43センチ(同35センチ)だった。国道173号(篠山市藤坂)は42センチ(同28センチ)。市の南部は雪が少なく、通勤時間帯から地面のアスファルトが見えていた。
遠阪峠に近い、遠阪地区では14―16日の残雪の上に新雪が降り積もった。国道427号沿いの民家の軒先には、除雪された雪が大人の腰から胸ほどの高さまで積もり、塀のようになった。
同町今出で雪かきをしていた70歳代男性は、22年前の豪雪時は屋根の雪下ろしをしたという。「若ければ、雪おろしをしたいくらい積もっている。ついこないだ3日かかって車庫から車が出せるように雪かきをしたのに、こう続いてはたまらない」とこぼしていた。