年間を通して庭を公開している、兵庫県丹波市山南町池谷の荻野憲俊さん宅で、パンダをデザインした花壇でムスカリが満開を迎えた。高さ2メートルから見学できる展望台を用意し、来園者を迎え入れている。
円柱のコンクリートブロックでパンダの顔の輪郭や耳、目などをかたどった花壇に、白と紫のムスカリ約3000株を植えてパンダを表現している。花壇は円形で、直径約5メートル。昨年10月には500―600株を補植した。
3年前、アドベンチャーワールド(和歌山県)に双子のパンダの赤ちゃんが生まれたのをきっかけにパンダをデザインしたという。
庭には赤、白、黄色のイカリソウなども満開。4月20日ごろには珍しい黄色のカタクリが見ごろを迎えそう。荻野さんは「来園者に喜んでもらい、地域の活性化につながれば」と来場を呼び掛けている。