市民の力で兵庫県丹波市が舞台の映画「恐竜の詩」を盛り立てようと活動する「丹波ムービーサポート」(TMS、河口珠輝代表)が、映画の成功を資金面で後押ししようと全国に呼びかけて募ったクラウドファウンディング(小口投資)で目標額の100万円を集めこのほど、青垣町山垣の同映画スタジオで目録の贈呈式を開いた。河口代表から目録を受け取った近兼拓史監督は「みなさんの熱い思いを受け取った。金額以上の価値がある」と謝辞を述べた。
市民有志でグループを立ち上げ、約80日間で全国の81人から104万8000円を集めた。
近兼監督は、寄付金の使途を明確にするとし、全額を山垣のスタジオ整備費に充当する考えを表明した。映画撮影終了後も「丹波の映画文化の拠点」としてスタジオを残す予定。