兵庫県篠山市と姉妹都市提携を結んでいるアメリカ・ワシントン州ワラワラ市の市民訪問団8人が篠山市に到着し、10月24日まで市内の家庭にホームステイしながら、伝統文化の体験や市民との交流を楽しんでいる。
両市(当時は篠山町)は1972年に姉妹都市提携を締結。5年ごとに市民訪問団を互いに受け入れている。45周年となる今年は8月末から9月5日まで篠山市民がワラワラを訪れていた。
一行が到着した12日には、篠山市役所で歓迎のセレモニーが開かれた。
訪問団のフランクリン・ディーンさんは、北朝鮮のミサイル発射問題などが原因で当初の予定より人数が減ったことに触れながら、「ラスベガスで銃の乱射事件もあり、世界中でトラブルが起きている。そのような中、私たちが篠山に来たのは平和のためでもある」と、姉妹都市交流を通した交流が平和の象徴になると述べ、「緑の山や霧などすばらしい景色。篠山とワラワラの将来のためにできることをしたい」と語った。
酒井隆明市長は、「北朝鮮問題が心配される中、来ていただけて本当にうれしい。ゆっくりと、篠山を楽しんでほしい」などと歓迎していた。