兵庫県丹波市の新庁舎整備構想の考え方に関するタウンミーティングの初回が11月7日、青垣住民センターであり、谷口進一市長が、自治会長、自治協議会長ら31人に構想の考え方の概要を説明した。参加者からは、支所機能への注文などの意見が出された。20日の市島まで市内6会場で行われる。
谷口市長は「庁舎建設をやるかどうかを含め意見を聞きたい」と切り出し、これまでの経緯や、庁舎分散化の課題、庁舎整備を検討していく上での課題、建設位置、スケジュールなどを説明した。
このうち、庁舎整備を検討していく上での課題として財源の手当ては、精緻に計算中で改めて示すとし、「40―50億円かかるとして、半分ほどは貯金、半分は将来にも負担してもらうことになるのではないか」と、基金と、起債(借金)でまかなうと説明した。支所のあり方は、「各支所で12人前後の職員を減らし、本庁舎に集約を考える」とし、極端に市民の利便性が低下することがないよう段階的に減らす考えを伝えた。「最初で最後でなく、ご説明の初回」と締めくくった。