振り込め詐欺警戒を 駅構内で啓発活動 不審電話が多発

2018.02.26
ニュース丹波篠山市

駅利用者にチラシを配り、振り込め詐欺被害防止を啓発する署員ら=兵庫県篠山市大沢で

今月に入ってから兵庫県篠山市内外で振り込め詐欺に関係した不審電話が多発していることから、篠山署(日高一行署長)、篠山防犯協会(数元康治会長)、篠山市が2月21日、JR篠山口駅構内で防犯キャンペーンを行った。行き交う駅利用客に振り込め詐欺の手口を記したチラシを手渡しながら注意を促した。

同署員や同協会員、市役所職員ら約10人がのぼり旗やチラシを手に改札口付近に並び、高齢者はもとより、学生たちにも「家に帰ったら両親や、おじいちゃんやおばあちゃんに伝えてね」などと呼び掛けた。

JR職員も急きょ啓発活動に参加。チラシを配布し、構内放送で詐欺が多発していることをアナウンスするなどして協力していた。

同署によると、今月13―21日までに、不審電話が18件あったことを認知。14日に詐欺未遂容疑で男1人を逮捕したものの、その後も不審電話が相次いでいることから、現金の受け渡し場所に設定されやすい駅で啓発活動を行うことにした。

高齢者宅に息子の実名を名乗り、「俺やけど」「風邪ひいた」などと電話をし、翌日、「株で失敗した」「お金を貸して」などと電話を掛けてくるのがパターンという。

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