ジャズ界の大御所、 北村英治さんと津軽三味線の第一人者、 木下伸市さんのほかに、 篠山市内の合奏グループ 「ささやまシニア・アンサンブル」 などが出演するコンサートが15日午後1時半から同市の四季の森会館で開かれる。 そのコンサートを仕掛ける四季の森イベント実行委員会の委員長。 北村さんと木下さんの2人に出演を依頼し、 コンサートを実現させた。
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「北村さんは料理をつくるのが好きで、 以前に四季の森であったクリスマスパーティーで演奏するだけでなく、 調理もされました。 私はそのときウエイター役をつとめ、 それがきっかけで知り合いました。 木下さんは昨年2月に今田町のさぎそうホールで演奏され、 その打ち上げ会で親しくなりました」
「実行委員会ではこれまでダンスフェスティバルや、 肩のこらないクラシックコンサートなどをしてきましたが、 地元のアマチュアとプロとの交流の場をつくろうというのが基本姿勢。 今回のコンサートでは、 北村さんとアマチュアのささやまシニア・アンサンブルが一緒に演奏をします。 北村さんはアマチュアを決してばかにしない人で、 共演を依頼したところ快くOKしてくれました」
「木下さんは和太鼓やバイオリンと共演するなど、 ジャンルを越えているところに共感が持てます。 それに津軽三味線の全国大会で2年連続の優勝など、 華々しい実績がありますが、 偉そうにされるところが全然ありません。 私も津軽三味線をしていますが、 私のような素人にもていねいに対応される。 北村さんといい、 超一流の人は共通して謙虚ですね」
「コンサートには、 演歌からクラシックまでを楽しんでいる立命館大学のサークルも出演します。 プロとアマ、 音楽のジャンルを越えたコンサートにしたいと思っています」
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勅使さんは、 10年前に丹南樽太鼓が発足したときからのメンバー。 チェロやコントラバス、 ギターも演奏し、 昨年12月には市内の仲間と一緒に軽音楽クラブをつくった。 スクリーン印刷の会社を経営するかたわらイベントを仕掛け、 みずからもステージに立つ。 自分の生活を楽しみながら地域文化の向上に一役買っている。 篠山市北。 61歳。 (Y)