高石ともや公演を企画 東田寿和さん

2003.01.19
たんばのひと

 柏原町の丹波の森公苑で2月22日に開かれるフォーク歌手の高石ともやさんと、 地元のアマチュア音楽家が出演するコンサートを企画した。 高石さんは日本のフォークソングの草分け的存在。 アコースティックギターの響きと本物の歌の素晴らしさを感じてもらおうと、 集客に奔走している。

 「音楽によって活力を得て人生を切り開こうという趣旨の 『戦うオヤジの応援団』 という全国展開するサークルの兵庫支部を丹波で昨年立ち上げました。 本部が 『応援団』 と岡林信康のコンサートを企画したので、 私は、 私がギターを始めた“原点”である高石さんを招いて、 丹波の人と競演させたいと思いました」
 「コンサートは二部構成で、 入場無料の一部は 『応援団』 が出演します。 出演は、 12組。 半分が丹波の人。 職業はサラリーマン、 郵便局員、 公務員とばらばらで、 年齢も30歳前半から50歳代まで幅広く、 好きなミュージシャンも違う。 でも、 音楽が好きでずっと地道に練習してきた人達です」
 「フォークソングだけでなく、 クラシックやブルーグラス、 ニューミュージック系の人たちも出演します。 『応援団』 の本拠地がある千葉よりも、 丹波の方が演奏力が高い。 聞いてもらえれば、 『こんな上手な人達が身近にいたなんて』 と驚かれると思います。 一部の出演者は高石さんと一緒に 『陽気に行こう』 を演奏する予定です」
 「高石さんがいなければ、 吉田拓郎も井上陽水も多分あり得なかっただろうし、 福山雅治や山崎まさよしが好きな若い世代でも、 弾き語りのルーツをたどると、 高石さんにたどりつく。 同世代のおっちゃん、 おばちゃんには懐かしい曲を聞きに来てもらいたいし、 若い世代には、 『源流』 のステージを観てもらいたいですね」

 コンサートの告知ポスターには 「オヤジ達を励ましに日本フォークの元祖がやって来る」 と記されている。 「オヤジ」 とは、 「社会的責任を背負って生きているみんな」 を指しているとか。 自身も舞台に立つため、 宣伝活動の合間を縫って練習に励んでいる。 一部は午後1時、 二部は午後4時開演。 前売りは2

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