桜の下で新観光大使誕生 令和と同時に市名変更のまちPR

2019.04.13
ニュース丹波篠山市地域

先輩大使に囲まれた8代目観光大使の原田さん、中山さん、原さん(前列右から)=兵庫県篠山市北新町で

新元号「令和」が始まる5月1日から、市名を「丹波篠山市」に変更する兵庫県篠山市の丹波篠山観光協会(西尾和磨会長)は6日、同市の広報宣伝活動を担う「丹波篠山観光大使」の任命式を開いた。”8代目”となる大使に市内在住の女性3人が就任。初々しい表情を浮かべながら、抱負を語る大使たちに、観光客や関係者らから温かい拍手を送られていた。

特産の黒大豆や民謡「デカンショ節」などで知られ、日本遺産にも認定されている篠山市の新大使に就任したのは、原田梨沙さん(20)、中山朝賀さん(20)、原志帆さん(23)。同日に開かれた「丹波篠山さくらまつり」の会場で任命式が行われた。

大学生の原田さんは、「外国の友達におすすめスポットを案内して喜んでくれたのがうれしくて、改めて自分の住むまちの良さを知った。もっとたくさんの人に知ってもらいたい」と言い、中山さんは、「生まれ育ったまちだけれど、知らないことも多い。県外の人にも訪れてもらい、見て、食べて、このまちの良さを感じてもらえたら」とにっこり。原さんは、「私の知っている篠山はもちろん、知らない篠山も見つけてPRしたい」と抱負を語った。

西尾会長は、「丹波篠山の顔として精いっぱいがんばってほしい」とエールを送っていた。

“卒業”した6代目大使の3人

また、同日で任期を終え、“卒業”した6代目大使の角穴理香子さん(21)は、「デカンショ祭に味まつり、テレビにラジオにと、一生思い出に残る経験をさせてもらった」と言い、松尾祐香さん(21)も、「丹波篠山を改めてよいまちだと思うことができた。この経験を生かしていきたい」と笑顔。松本夏美さん(22)は、「デカンショ祭で夢だったデカンショ娘になることができた。たくさんの出会いがあり、改めてこのまちが大好きになりました」と笑顔で話し、3人そろって、「もっと続けたかった」と笑った。

大使の任期は2年。観光客誘致や地域振興を目的に、市内でのさまざまなイベントや市外でのキャンペーンなどの活動を行う。

関連記事