女子プロ野球の公式戦3試合が7月27―29の3日間、兵庫県丹波市春日町の春日スタジアムで開かれる。育成チーム「レイア」が、トップチームに挑む「チャレンジマッチ」として開催され、3日間で女子プロ野球の全4チームの試合を楽しむことができる。
27日は京都フローラ、28日は埼玉アストライア、29日は愛知ディオーネとそれぞれ対戦する。いずれも午後4時半開場で、6時にプレイボール。会場には飲食ブースなどが並び、27日の試合終了後には1000発の打ち上げ花火が夜空を焦がす。
前売り一般1200円(当日300円増)、60歳以上1000円(同200円増)、中高生400円(同100円増)、小学生以下無料。
選手が野球教室やポスター配りで地道にPR
5月19日には、試合をPRしようと、レイアと京都フローラの選手30人ほどが丹波市を訪れ、野球教室やポスター配りを行ったほか、試合開催地の同市大路地区住民と交流会を通じて親睦を深めた。
大路小学校(同市春日町)で開いた野球教室には、地元の少年野球チーム・春日イーストキッズの10人が参加。内野と外野に分かれ、グローブの使い方や捕球の姿勢などを教わった。同チームの一瀬陸主将は、「自分の目に見えるところでボールを捕ることを教えてもらった」と笑顔。福知山成美高校(京都府福知山市)出身で、兵庫県丹波市で開催の全国高校女子硬式野球選手権に出場したこともある京都フローラの森若菜投手は「高校時代を過ごしたふるさとに帰って来たという思い。7月の試合では、高いレベルのプレーをしたい」と話していた。