兵庫県丹波市市島町の畑で、栗の木から2本の竹が生え、「珍しい」と話題を呼んでいる。畑の持ち主の 大久保隆史さん(81)は、「畑にはいくらでも生える場所があるのに、なんでこんな狭いところを選んで生えたのか」と不思議がっている。
5月中旬に栗の木の株からタケノコが頭を出しているのを見つけた。大久保さんが興味を覚え、観察を続けているうちにぐんぐん成長。6月には3メートルほどに達した。
樹齢50年ほどという栗の株は一部が枯死し、内部が直径10数センチの空洞になっており、近くの竹林から根を伸ばした竹が、たまたま空洞部分から地表に現れたとみられる。
「1本でなく、2本というのがいい」と大久保さん。「けど育った竹が栗の木を枯らさないか心配。切った方がいいんかなぁ」と苦笑いしていた。